大雨の夜のこと(2000/8/20)・・・自然を侮るべからず
今年のキャンプは、寝不足に始まり、寝不足に終わったような気がする。
自然と向き合うキャンプだからこそ、こんなキャンプもあってもよかったのかもしれない・・・。

最終日の夜、隣合わせに張っていた友人家族と、ジャスミンティを飲みながら楽しいひとときを過ごした。
今回のキャンプでは、昼間は晴れて、夜は雨が降るパターンだったが、今夜はふりそうにもないかな?でも一応雨の用意だけはしておこう・・という程度で、眠りについた。

ところが、夜中になると、テントにをたたく雨音がものすごいのと、シュラフの下の妙な感覚で目がさめた。まるでウォーターベットに寝ているような感覚なのである。
最初は、とっさに自分の状況が把握できなかった。が、そのうち、テントの周りで大変なことが起こっているのが想像ついた。

あわてて、夫をおこし、テントから外を覗くと、やっぱりそこは濁流と泥の海だった。
私は、大学時代ワンゲルだったので、雨の後のテントサイトでの浸水や濁流を経験したこともあった。
それから、オートキャンプといえども、テントの周りに溝ほりをいつもしていた。
でも・・いい訳ではあるが、今回ばかりは、すっかり油断していた状態でのできごとだった。それ故、しばし呆然として、次の行動がなかなかとれなかった。

少なくとも、テントは、底からサイド(立ち上がり部分)にかけて防水シートが張られているためにテント内には浸水していない。息子を見ると、安心しきって寝ている・・・。
雨具とヘッドランプはいつもすぐ使えるところに置いてあるので、すぐ着替えて外へ出た。


テントサイトが、林間の少し低い位置だったせいか、上から、濁流がどんどん流れている。しかも、泥まみれの水なので、サイトの周りの木の根にせき止められて、どんどん水が溜まっていく。
お隣の友人を起こし、大人4人で、なんとか、水の流れる道を開けようとするが、木の根に阻まれて、うまくいかない。しかもスコップはそれぞれ1つずつしかないので、作業が進まない。

そこで、私が管理人さんの所まで連絡に行くことになった。管理人室は、テントサイトよりもっと傾斜の下方にある。
暗くて、土砂降りの雨の中を、必死にかけ降り走って、なんとか管理人さんを起こすと、スコップと鍬を貸してくれた。
(あとから管理人さんに話しを聞くと、もっと下流のテントサイトがもっと悲惨だったらしい)
その後、テントサイトに戻ろうとするのだが、傾斜の上から、濁流の流れが、いく筋もできていた。雨の中、油断すると、それにに何度も足をとられそうになりながら、やっと戻ったのだった。

4人で必死になって水路を掘り、テントのまわりにたまっていた水もはけたころ、雨もやっと小ぶりになった。
くたくたになって、ふと足元をみると、泥だらけだった・・・
でも、大事がなくてよかった・・。それぞれの子供達は、まったく気が付かなかったらしい。
翌日に話をすると「なーーんだ見てみたかったな〜。」「テントの下に水が流れるってどんな感じ?」
まったくのんびりしたものである。

管理人さんも、今まで経験したことのない雨だったと話していた。
自然を相手のキャンプ・・・たとえ安全だと思っていてもそれは慢心にすぎない。
後から考えるとこういう経験もたまには必要なのかもしれないとも思った。

【教訓】
●テントのサイト選びは慎重に。濁流が発生すると想定して、水の流れを考えてから決定する。
●テントまわりの溝ほりは必ずおこなう。その際、テントの「張りより内側」に掘るのが望ましい。
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