ハイビジョン特集『パイプオルガン誕生~イタリア-東京・500日の物語~』

(あとから調べたら一年くらい前の番組の再放送だったようですが)本日のお昼に放送された2時間近い番組を熱中して見てしまいました。

文京区にある東京カテドラル 聖マリア大聖堂の新しいパイプオルガンを導入するまでのドキュメンタリー。
パイプオルガンを作るイタリア職人技に、本当にひきこまれてしまいました。
やっぱり「ものつくり」というのは、すごいですね。理屈じゃなく。

番組では、金属のつつをどんな風にしてつくりあげるか、とか、木材の選択なども取材していました。それから、最近のパイプオルガンの内部にはコンピュータが組み込まれていて、ストップ操作(いわゆる音の種類を操作するもの)のパターンを記憶させることができるのだそうです。
それにしても、パイプオルガンを組み立てるというのは、かなり大きいために本当に大変なんですねえ。

番組を見たあと、私も実物を見てみたい(聴いてみたい)と思いました。

余談ですが、画面で、パイプオルガン職人の親指がヘラ爪(まむし爪?)なのを発見して思わず反応してしまいました。

我が家の場合、息子から少なくとも4代さかのぼっても(息子、夫、夫の父、夫の祖父)男は全員、親指がヘラ爪らしいです。
よく、ヘラ爪の人は「器用な人が多い」というけれど…息子を見ているとそうなのかなあ??と疑問符が。(笑)

ちなみに夫の祖父にいたっては全ての指だったそうですが、歯科医というのはある種、職人技で器用だったのかも。

もうひとつ余談ついでに、
東京カテドラル聖マリア大聖堂は丹下健三さんの設計だったのですね。先日お亡くなりになりましたけれど。

昔私が勤めていたある企業の、郊外にある某施設が丹下健三さんの設計でした。それほど規模は大きくないものですが、デザインが斬新で内部からみると太陽の光をいっぱい取り込んでいて、本当におしゃれな建物でした。
ところが、その後、会社がその土地を売却し建物は壊されてしまったようです。土地を売却したのだからしょうがないと言われればそれまでですが、私からすれば、どうしてあんな貴重なものを取り壊してしまったのか、もったいなことをするなあと本当に残念でなりません。