岡本太郎美術館

たまたま近くを通ったので、立ち寄りました。
改めて岡本太郎から元気のエネルギーやヒントをもらったような気がします。うれしい。やっぱり岡本太郎はすごいです。
勢いがあります。そして色遣いも本当に素敵。

前回は「生田緑地公園東口駐車場」を使ったのですが今回は専修大学の脇を通って「西口駐車場」を利用しました。
ここからだと、ちょうど美術館を上から見下ろしながら「長く急な階段」を降りていくことになります。
ちょっとした山の散歩道のようでいまの季節は気持ちがいい。
前回は雨の日でしたが、それぞれ違った趣きがあります。

たまたま「第11回岡本太郎現代芸術賞」展が開かれていたのですが、
岡本太郎の精神を継承し、旧来の慣習や規範にとらわれず、自由な視点と発想で創作活動を行う作家による、優れた作品
で選ばれた作品は、さすがでした。
岡本太郎がきっと「喜ぶ」であろう感性。

中でも岡本太郎賞をとった「サイクロドロームゲームDX」には引き込まれてしまいました。
芸術、なのか?これは?いったいこの発想はなに?おもしろすぎる。
実際に動かす(参加する)ことも可能という作品。

たまたまこの作品の作家の方とお話をしたのですが
笑いながら「ごめんなさい。ごめんなさい。失礼を承知で言うと…こんなものを作るって、おばかですよね。ごめんなさい。ごめんなさい。」と言うと
「その”ばかですよね。”という言葉は最高の賛辞ですね~。作家冥利に尽きます。」と笑ってました。

いや、本当に。そしてそこがまたすばらしい!(笑) 

帰宅して調べてみると、作家の方のインタビュー記事はこちらにありました。
やっぱりこんな発想ができる方は魅力的な方なんだなあ。
本日の朝日新聞夕刊にも載っていました。

装置(作品?)の内側でペダルを漕ぐと、コースを自転車に乗った人形が動き出す、という仕組み。
登り部分は「実際に自転車を漕ぐ動力を伝えて」「(人形を)自転車のチェーンを使って」動かしています。
下りは坂道を勢いで、レーンの筋にそって走らせます。
その中で、不思議に思ったのは、坂道をすごい勢いで下ってきた人形の自転車がスタート部分で、一瞬ぴたっと停止できること。
作者の方に質問したところ、人形の自転車の底に「磁石」を使っているので、スタート部分(チェーンの始点でもある)のチェーンに到達した際に引き寄せられて停止するのだそうです。
(※磁石でチェーンにくっつけて坂道を登らせるため)
その他にも、いろいろな工夫がされていて、それを発見したり観察するのが楽しい。

4月6日まで。
自転車好きな方や、おもちゃが好きな方は、ぜひご覧になることをお勧めします。
その他、「パフォーマンス≪のびアニキの「岡本寝太郎現代芸術賞展」≫」など。本当に寝ているんだもの!びっくりしたー!
こんなおもしろいものを見ないでどーする!!