ニコライ 2015年4月

2015 年 5 月 3 日 日曜日

201404
2015年4月のソロコンサート、東響とのピアノコンチェルト(2回)の感想を今頃になって書くという..。


ニコライの演奏に心を動かされすぎて、反動で、公演後のぽっかりと空いた心の虚脱感喪失感といったら…
その後のリハビリには数日間を要しました。(かなり重症の模様)

当然ながらすでに次の公演が待ち遠しい状態、です。


(ソロコンサート)
私の中のイチオシは「ラフマニノフのソナタ1番」

「たいくつで地味なため演奏されることが少ない」と言われる曲ですが、聴けば聴くほど味が出てくるように感じます。
(最近、いろいろなピアニストが演奏しているようですが)
この曲は生で何回か聴いていますが、今回は特に、ドキドキ感がとまらない状態でした。


チャイコフスキーの変奏では、まるで歌舞伎の12役早変わりをみているようで、曲ごとの変わり身のはやさと、ガラリとかわる際の「刃のような、怖いくらいのぎらぎら感」(笑)がニコライらしいなあと思いました。(←ほめています。)

スペイン狂詩曲は、もちろんすばらしかったです! 
でもま、ニコライならとーぜんでしょう!えっへん!(私がどや顔で、いばることか!)


アンコールは6曲。
弾きすぎだ、という意見もありますが、アンコールの時のうれしそうなニコライの演奏もいいではないですか。私は好きです。
(彼のサービス精神にも感服します。)

中でも、アヴェ・マリアの神々しさ。蝶々夫人のcoro a bocca chiusaの美しい旋律には参りました。
演奏という域を超えて、まるで頭上からきらきらした何かがふりそそぐよう。涙がとまりませんでした。
こんなの反則だよ、ニコライ!


(ショパンピアノコンチェルト2番 ミューザ川崎/サントリーホール)
ショパンのピアノコンチェルトはオケともぴったりと寄り添い、二楽章のきらきらとした音。三楽章のどきどきするような躍動感を体感しました。

東響とのピアノコンチェルトを弾くニコライは、あふれるアツイ想いのようなものすら感じました。ひとつ前に踏み出したのか。彼の背中がなんとなく大きく見えました。
(ファンとしてはこういう成長や変化はとても嬉しい。)


昨年の秋、山響の演奏会後のファンの集いの際、マエストロ飯森さんとニコライが言葉を交わしているのを間近で拝見した時、飯森さんはニコライのことを大事に思ってくださり、同時に、ニコライもまたマエストロを信頼しているように感じました。
飯森さんの指揮、オケ、そしてピアノの調和。そういうものは演奏にも表れてくるのですね。
すばらしい演奏をありがとうございました!
飯森さんと、今度はロシアものを演奏してくれるといいなあ。
そんな日がいつか来るとうれしいのですが。