東京フィルハーモニー交響楽団

■第706回 Bunkamura オーチャードホール定期演奏会
東京フィルハーモニー交響楽団

本日15時からのチョン・ミョンフンさん指揮の東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートへ行ってきました。

*シベリウス/ヴァイオリン協奏曲
(ヴァイオリン:ハン・ソージン)
一言で言うと「すごーーい」
ボキャブラリ不足かもしれませんがでも、もうそのくらいしか言葉が出ない。本当にもう、引き込まれるような演奏でした。
あのパワフルな音域とテクニックは、いったいどこから出てくるの?
演奏後の笑顔は本当にかわいらしい少女という感じなのに、演奏にはいった瞬間、強い演奏家に豹変!?するという感じです。
シベリウスのヴァイオリン協奏曲って、かなりダイナミックな曲なので、技術もさることながら、集中力と体力もあるのだろうなあ、と思いました。彼女のCDがあるのなら買いたい。

ちなみに…ハン・ソージンさんってプロフィールをみると1986年生まれだそうです。ということは息子とたった4歳しか違わないじゃないの!
しかも「8歳よりヴァイオリンの勉強を始める。若干8歳にしてメニューイン音楽院に奨学生として入学」とあります。
うーん。うちの息子、8歳の時って何をしてたかなあ??
もっとも、この天才少女と比べること自体、ナンセンスなんですけれど。(笑)

*ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」
チョン・ミョンフンさんって、きっとベートーヴェンが好きなんだと思います。私が想像していたとおりでした。特に第二楽章と第三楽章。
やっぱりいいわ~。本当に歯切れがよくてパワーがあって心地いいです。

座席は前から4列目でしたので、期待どおりチョン・ミョンフンさんの表情がはっきりと見えました。もう、ずっと演奏中は目が離せなかったデス。
ただ、前すぎたせいか、管楽器がよく見えませんでした。
もしも次回オーチャードホールのコンサートでチケットを買うとしたら2階席バルコニー席(こんな感じに見える)を取ってみたいなあ、なんて思いました。

ふと気がつくと、第二部のベートーヴェンでは指揮者の前の「譜面台」がなくなっていました。
うん。そうじゃなくちゃ、あれだけ動くのだもの。(笑)確かに譜面台は邪魔かもしれないです。