発売日前に

1003発売


正式には10月3日発売なのですが、予約していたレコード店から本日入荷しました、という連絡を受けたのでいそいそと受け取りにいってきました。

そして何度も聴いています。

彼はよく言えばクール、そうでない言い方をするなら結構冷酷(ごめんなさいごめんなさい)かもしれない…。気を抜いて接すると手ひどいしっぺ返しを受けそう。
いや、すべて想像ですが。(笑)

そしてその20歳になったばかりの若造(すみませんすみません)なのに(くせに)
私がすっかり虜にされてしまっているというか、降参させられているのはとても悔しいのですけれど、でもしょうがない。
何度も何度も繰り返し聴きたくなってしまうのですよね、彼の演奏は。
彼の演奏はクールな中にも、中毒になるような、なにか魔力みたいなものをもっている気がします。

今回のCDは
ベートーヴェン、シューベルト、ショパン、リストの曲を弾いているのですが
個人的にはとりわけ、ベートーヴェンのピアノソナタが一番気に入っています。

本人の「弾いていて幸せなんだ!」という気持ちが、びしばしと伝わってきて、
聴いている私まで、充たされる気持ちになります。
それだけじゃなくて、陰影のある音、優しい音も。
本来の彼らしい演奏にひたりながら、聴き入ってしまい油断をすると、ほろりと涙をこぼしてしまいそうです。
(電車で聴く時は注意が必要)

ここで試聴ができます。