2015 年 5 月 4 日 月曜日
和光の理化学研究所の一般公開は毎年4月にあるのですが、(たまたま私が見ることができないのかも?)今回初めて、仁科蔵王が咲いているのを見ることができました。
仁科蔵王は、「重イオンビームを照射して突然変異を誘発させてつくり出した新種のサクラ」です。
実際にこの開発に携わった研究者の方の講演会で、この淡いクリーム色を出すために大変苦労されたことを伺いました。
現在は、「夏に咲く桜」の開発もすすめているそうです。
夏に咲く桜…次回の東京オリンピックが開催されるのは夏。その時までに開発されれば、また違った日本の夏の風景になるのではないでしょうか。
2015 年 5 月 3 日 日曜日
2015年4月のソロコンサート、東響とのピアノコンチェルト(2回)の感想を今頃になって書くという..。
ニコライの演奏に心を動かされすぎて、反動で、公演後のぽっかりと空いた心の虚脱感喪失感といったら…
その後のリハビリには数日間を要しました。(かなり重症の模様)
当然ながらすでに次の公演が待ち遠しい状態、です。
(ソロコンサート)
私の中のイチオシは「ラフマニノフのソナタ1番」
「たいくつで地味なため演奏されることが少ない」と言われる曲ですが、聴けば聴くほど味が出てくるように感じます。
(最近、いろいろなピアニストが演奏しているようですが)
この曲は生で何回か聴いていますが、今回は特に、ドキドキ感がとまらない状態でした。
チャイコフスキーの変奏では、まるで歌舞伎の12役早変わりをみているようで、曲ごとの変わり身のはやさと、ガラリとかわる際の「刃のような、怖いくらいのぎらぎら感」(笑)がニコライらしいなあと思いました。(←ほめています。)
スペイン狂詩曲は、もちろんすばらしかったです!
でもま、ニコライならとーぜんでしょう!えっへん!(私がどや顔で、いばることか!)
アンコールは6曲。
弾きすぎだ、という意見もありますが、アンコールの時のうれしそうなニコライの演奏もいいではないですか。私は好きです。
(彼のサービス精神にも感服します。)
中でも、アヴェ・マリアの神々しさ。蝶々夫人のcoro a bocca chiusaの美しい旋律には参りました。
演奏という域を超えて、まるで頭上からきらきらした何かがふりそそぐよう。涙がとまりませんでした。
こんなの反則だよ、ニコライ!
(ショパンピアノコンチェルト2番 ミューザ川崎/サントリーホール)
ショパンのピアノコンチェルトはオケともぴったりと寄り添い、二楽章のきらきらとした音。三楽章のどきどきするような躍動感を体感しました。
東響とのピアノコンチェルトを弾くニコライは、あふれるアツイ想いのようなものすら感じました。ひとつ前に踏み出したのか。彼の背中がなんとなく大きく見えました。
(ファンとしてはこういう成長や変化はとても嬉しい。)
昨年の秋、山響の演奏会後のファンの集いの際、マエストロ飯森さんとニコライが言葉を交わしているのを間近で拝見した時、飯森さんはニコライのことを大事に思ってくださり、同時に、ニコライもまたマエストロを信頼しているように感じました。
飯森さんの指揮、オケ、そしてピアノの調和。そういうものは演奏にも表れてくるのですね。
すばらしい演奏をありがとうございました!
飯森さんと、今度はロシアものを演奏してくれるといいなあ。
そんな日がいつか来るとうれしいのですが。
2015 年 5 月 3 日 日曜日
いったいいつの話だ?と言われそうですが、
えぇ、昨年の秋、山形へ山響の演奏を聴きに行った時の話です、はい。
演奏を聴くために遠征(笑)する時は、それほど時間に余裕がないため、ほとんど観光もしません。(演奏に備えたい、という気持ちもありますが)
山形の時も、一律料金で、市内の一部を一周する路線バスがあるというので乗ったくらい。で、バスの中からたまたま、建物が目にはいり、それほど期待もせず(ごめんなさい、ごめんなさい)、立ち寄ったの山形県郷土館「文翔館」でした。
建物の中では、ガイドボランティアの方の説明してくださったのですが、その方の説明が、山形愛いっぱいで、そして「文翔館」のことをものすごく誇りに思っていらっしゃることがひしひしと伝わってきました。
館内の、いたるところに施されたモダンな装飾を堪能しました。また、山形の文化の説明も面白かったです。
おかげさまで、見学していて興味深く楽しく過ごすことができました。ありがとうございました。
(山形の方って、お話される語尾のせいでしょうか、優しくておだやかな感じの方が多いですね~)
写真にも少し写っていますが、ちょうどこの日、女子駅伝大会が開催されていました。
2015 年 4 月 23 日 木曜日
4月2週目の日曜日、行ってきました。
古河庭園は、薔薇が咲いているころにもう一度行ってみたいです。
それにしても、こういうまるで小説にでも出てきそうなお屋敷で過ごされていた深窓のご令嬢は、どんな日々を過ごされていたのでしょうか。
想像もつかないですが、まさかとお休みの日とは言え、ゆるゆるとした部屋着で過ごす訳にもいかなそう…。ただ、きっと窓から広大な自宅のお庭を見て楽しめたことでしょう。
薔薇の季節には、美しい花と甘い香りが漂ったのではないでしょうか。なんてうらやましい!
洋館から下側に広がる庭は、敷地の段差を利用して、日本庭園と西洋風庭園をつくりわけるという、なんともまあ贅沢なものでした。
(洋館は、貸切での結婚披露宴が行われていて、残念ながら中は見学できませんでした。)
古河庭園を出て、5分~10分?くらい歩くと、六義園。
しだれ桜が有名ですが、咲いたであろう跡…(笑)
でも、新緑の木々がとてもきれいで、(むしろそちらの方が私は好みです。)心地良い気持ちでした。