入り待ちの風景

入り待ちの風景
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

1月2日、渋谷の初売りに出かけました。
勇んで出かけたにも関わらず、福袋として買ったものと言えば、タオル、パン、紳士物の靴下。
それから、カレンダーなど。
もちろん、婦人服だって探したのです。
でもストロベリーサイズのコーナーには福袋は無くて(あったとしても買わなかったとも思いますが)、結局あれやこれや悩んだものの何も買わず。(買えず。)

コンサートのチケットなら、値段も気にせず購入ボタンを押すのに(だって行きたいのだもの!)
なぜ自分の洋服となると迷って迷って…いじいじと悩んで、結局「買えない」のだろう?
本当は欲しいものがいっぱいあるのに、でも買う勇気が無い、という。
もっと言えば、何を買っていいのかわからない というのも、最大の理由かもしれません。

まあ、そんなこんなで疲れ果てて、ヒカリエの裏側のお店で珈琲を飲んでいました。
ちょうどそこはヒカリエの裏側の入り口がみえる席だったのですが、黒い車にどなたか有名人が乗っているらしくて、「入り待ち」の列ができていました。
みなさん、ドキドキしているのでしょうけれど、騒ぎ立てるわけでもなく、整然と並んで今か今かと待っているところ。

以前の私であれば、こういう有名人の「入り待ち」とか「出待ち」をする感覚がさっぱりわかりませんでした。
それどころか「あらまあ、寒いのに大変なこと!」と呆れていたと思います。(すみません)
でも、
今なら、そのファンの気持ちが痛いほどわかる…
才能を持った方を近くで拝見したいという気持ち。

自分がその立場になってみてやっとわかる
のかもしれません。

ちなみに、その有名人の方はお笑いの方なのか、なんなのかはよくわかりませんでした。
でも、ファンの方、ひとりひとりに丁寧にサインをされていたような?

お正月のちょっと心温まる風景でした。