■昨日帰宅したら、母から留守電がはいっていました。
うれしいことに、連休なので一時帰宅が許されたのだそうです。
もちろんすぐにこちらから電話をかけて久々におしゃべりをしました。

家では、杖を使いつかまり歩きをしているようです。
ただ、病院ではリハビリの訓練を受けながらも「ぜったい自分ひとりでは動かないこと」と言われているのだそうです。
最初、転倒による頭部の怪我を用心しているのかと思っていたそうですが、そうではなくて病院側は手首や大腿部の捻挫や怪我をかなり用心しているようです。そこを怪我をしてしまうとリハビリ訓練ができないので。

でも、少しずつ動けるようになると、やっぱり我慢ができない(というかわざわざナースコールをするのもめんどくさい)ようです。
一時帰宅の朝も、頭の上ティッシュを勝手に取ろうとしていたのをナースセンターから見つかってしまって(モニタがあるのか?)マイクで「ひとりで動いてはいけませんー!」としかられたとか。
※きっと、しまったぁと思ったことでしょう。(笑)

そのあと、いい子にしていたらしいのですが、今度は足元のなにかを取ろうとしてそれはすんなり取れたものの、立ち上がれなくなったそうです。
その時、母は
「ここで、観念して(叱られるのを覚悟して)ナースコールを押そうか? それとも自力でなんとかするか」と迷ったそうです。
でも、前科があるので(笑)「そんなことばかりしていたら一時帰宅はもう許しません!」と言われそうだったので、必死になってベッドの下でもがいていたとか。
「カラダの左側の自由が利かないと、人間ってくるくる回転するのよ。」

ベッドの下だったせいか、ナースセンターからも見つからず、やっとのことでベッドに戻れたそうですが、母の話を聞きながら2人で大笑いをしました。まったく~。いたずらっこみたいです。

それにしても「結構、前向きな気持ちでいるよ。例えば、麻痺が右じゃなくて左でよかったな、とか、よかったことを探している。」という母の言葉に思わずほろりとなりそうでした。
でも、そしていろんなことを発見しておもしろがっている母(きっと実際は辛いこともあると思うのです。)に、すごいなあなんて思ってしまったのでした。
すこしでも回復していってほしいなあ。