奈良の大仏に使われた銅はどこからきたのか?

我が家で少し話題になったので。

あの時代、どこに銅山なんてあったのだろうか?
と調べてみたら、長登銅山(山口県)から運ばれたらしい。
ここによると

『秋吉台の東の端に位置している。付近にある石灰岩の山・榧ヶ葉山(かやがはやま)に、地下のマグマの噴出により花崗岩の花の山が誕生した。このとき、石灰岩と接触部に熱変化が生じて、銅(孔雀石)、銀、鉄、鉛、コバルトなどの鉱物が形成された。
中でも、銅は奈良の大仏の製作に積み出されたとされる。』

秋吉台イコール石灰岩のイメージしかなかったので驚きました。
あの地域は鉱物の宝庫だったのか…。
検索しているうちに「国銅(上・下):帚木蓬生」をどうしても読みたくなり、速攻注文。

検索の途中見つけた、非常に興味深い記事。
粉体工学から見た奈良大仏

奈良大仏水銀公害論
特にこの内容はひとつひとつに納得。今までこんなこと考えてもみませんでしたが、でも、こういう話題こそ化学の時間に取り上げて欲しいなあ、と強く感じました。