ヴォスクレセンスキー先生のコンサート(みなとみらい 12/10)
どんな演奏だろう、と、開演前から、どきどきワクワクしていましたが、
ピアノってこういうものだったのかーー!とあらためて思ってしまうような、本当に素晴らしい時間でした。
「曲に対して(先生が)こう描きたいと思った絵があって、しっかりと固めたうえでそれをピアノで表現している」
という感じでした。
聴いていて、絵巻が音といっしょに流れてくるようで心に沁みました。
あとから知ったのですが、先生は、78歳だそうです。
とてもとてもそんな年齢とは思えない演奏でした。みずみずしくて、強いエネルギーみたいなものが伝わってきました。なにも知らないで目隠しをして聴いたら、若いピアニストの演奏だと思ってしまったかもしれない。
ニコライ君の師であり、とても尊敬しているというヴォスクレ先生の演奏はどんなものだろう、と興味があったのですが、実際に聴いて、ああ、なるほどなあ、と思いました。
曲のイメージを自分の色で描いてそれを表現する……..
だからこそ、あのニコライ君の演奏があるのか、と納得がいきました。
同時に、なんだかとても嬉しくなってしまいました。
写真はサイン会での様子です。
(ご自分の名前を)サインをしながら「ナガイデスネー(字数が多いという意味)」とおっしゃるおちゃめな先生……惚れてしまうではないですかっ!
当日の会場で販売していたCDは先生がロシアからご自身で持ち込んだというCDでした。(なので表記が英語とロシア語)
ベートーヴェンを購入しましたが、アツイです。とくにライブの演奏。
次回の来日もぜひ行きたいです。
(ついしん)
弾いている横顔をみて、ニコライ君がトシをとったら先生のようなお顔になるのではないかしら、とふと思いました。
先生のリストのCDのジャケットなど特にそう思うのは私だけ?