長い間、ピアノの音が苦手だった(その2)

伯父の初盆(東京は7月にお盆ですが、8月がお盆という感覚が強いです。)ということもあり、大阪から上京した長姉と待ち合わせて伯母の家まで行ってきました。
途中、電車に乗っている間、(たぶん本当にうまれて初めて)、長姉と、ピアノ談義をしたのでした。
(というかピアノの話をしてみたかった)

以前にも書きましたが、姉二人は音大でピアノを専攻しました。ずっとピアノ漬けでした。
なので、私は小さいころから、姉たちのピアノの練習をずっとずっと聴きながら過ごしたわけです。
防音が一応は施されているとは言え、まあ、一般家屋にちょっと手を加えた程度だったので、練習熱心だった長姉とは、ピアノの音で何度対立したことか。
だから私は長い間ピアノの音が苦手でした。

ところが、私は、キーシンのピアノの音を聴いてから、魔法をかけられたかのように、ピアノの音が大好きになってしまいました。
まだまだ新参者ですが。

姉と「粒がきれいできらきらする音のピアノの音がやっぱりいいよね!」ということで見解一致。(ってあたりまえですが)
それとか「姉の友人が、ヤマハのフルコンとスタインウェイの2台をそろえたレッスン室をつくったのをみせてもらって、ものすごく刺激を受けた」
という話や、姉が大学の後輩にさそわれて連弾をすることになった話など。

こんな話ができる日がくるとは…不思議なものです。