奄美大島へ(2)

今朝、羽田から飛び立ったことが信じられないくらい、いろいろなことがあって、濃い一日でした。かすかな記憶の断片が繋がったりして。少なくとも自分のイメージしていたサイズが「縮小されて目の前に現れる現実」に不思議な気持ちになります。
なにしろ、小さな女の子の視線で見ていた世界は、小さな道路でもやたら大きく感じていた訳ですから。
両親の知り合いの方のお話は本当におもしろい。戦後まもないころのたくさんのエピソードは本が作れそうなくらいです。でも、途中さっぱりわからない言葉も。じっと耳を澄まして観察していろいろと想像しながら聞いてはいるのですけれどこちらの方同士が喋ると、どれが名詞なのか助詞なのか、どこで区切っているのかすらもわからない。すごくおもしろいことを言っているんだろうと思うと、もったいないくらいです。
やっぱり南国なのかな、地域性なのか、テンションが高い気がします。

「色がすごく白くて、おとなしい女の子だったのに」と私の本当に幼いころを知っている方たちに「過去形」で言われるのがなんだかな。それにしても私のことを「ろり」と呼ぶのは父だけかと思っていたのに。(笑)

おいしい食べ物がたくさんあって太って帰ることになりそうでこわいです。
ウニ丼もご馳走になりましたが、地元の方は「小さいころから食べ飽きているから」
あまり食べたくないそうです。しろひげウニ、という種類だそうですが、私たちがふだん
食べているウニ(種類がよくわからない。馬糞ウニって言うんでしたっけ?帰ってから調べないとよくわらからない。)は、こちらでは「肥料にするもの」なんですって。ひゃー

退院した母は、おもったより元気でした。本人は口元に麻痺が残っていることを気にしているようす。(ほとんどわからないのに) 歩くのは杖を使っていますが、自力で歩けます。リハビリをがんばったんだね。
なによりも両親が、「ああ、来てよかった。」とうれしがっているのを見ることができて、それだけでもよかったなあと思っています。