高野山 (2) 奥の院 / 宿坊

本日はとても寒い日でしたが、きょうが高野山へ行った日でなくてよかった…と思いました。
行った当日、ふもとはあたたかくて春のようだったのに、さすがに奥の院は寒かったです。
(きっと夏はかなり涼しいに違いない。)

宿は宿坊に泊まりました。
写真は、お寺の部屋の数々。(泊った部屋ではありません。)
書の美しいこと!

襖絵、掛け軸、その他、ほんとうにすごいです。
しかも、さりげなく置いてある!

泊った部屋はとてもきれいで近代的(笑)でした。
部屋では無線LANも使えるようでした。(パソコンをもっていかなかったので使いませんでしたが。)
お風呂もひろびろとしていて綺麗。脱衣所にも床暖房がはいっているのがうれしかった…って、宿坊の良さを「施設のよさ」に重きを置いて語ってよいのだろうか…とちょっと躊躇してしまいますが。
ともかく心地よくて、またいつかこの宿坊に泊まりたいと思ったのでした。

精進料理、というのは決して「質素」な食事ではないのですね。
こんなにも種類があって、しかもおいしくて、おなかいっぱいになりました。
(これは夕食)

寒いのに、作務衣と足袋で、きびきびと働くお坊さんたち。
どんなきっかけや経緯で僧になろうとしたのか、どんな思いで修行をしているのかなあ、などと俗人のワタクシはついつい思ってしまいました。
本当はいろいろ質問をしたかったのですが、さすがに修行中の方に軽々しく興味本位の質問をするのは憚られて、ぐっとがまんしました…。

夜は写経をしました。般若心経を筆でなぞるものでしたが、1時間半くらいはかかったでしょうか。終わったときには手ががちがちになるくらいでした。
それだけに達成感というか、清々しい気持ちになれました。こういう体験もいいものですね。