磁性流体アート

日経サイエンス3月号に載っていた「脈動する磁性流体アート」はかなり衝撃的!?な内容で、我が家でもこれはおもしろいよねーと話題になっていました。
磁性流体(磁場を加えると磁化する)を、コントロールして「そのふるまい」をアートとして表現する、というようなものですが、物理とアートとの融合というのか、目の付け所が違うというのか…びっくりしました。

日経サイエンス記事内の写真の「モルフォタワー・螺旋の海」の接写写真が特に迫力がありますが、Webページを見ると、いろいろな作品が紹介されています。
記事にも書いてありましたが、作品によって電磁石の配置や磁場の発生のコントロールを変えて(プログラムを作るらしい)動きを出しているようです。
「磁性流体の性質を利用して動きを綿密に計算した上での演出」とでも言うのでしょうか、ただただ感心してしまいます。

動画も紹介されています。
・「突き出す、流れる

・「呼吸するカオス
ただ、正直なところ、迫力がありすぎます。
(あくまで個人的にですが)「呼吸するカオス」などは途中で「…もういいかも」とも思ってしまいました。(ゴメンナサイ。作品がすばらしすぎてリアルすぎて、こわがりの私!?には向いていませんでした。)
宮崎駿さんの「もののけ姫」が好みの方には、向いているかもしれません。

先日(1月21日)オープンした国立新美術館(六本木)の文化庁メディア芸術祭10周年企画展「日本の表現力」(1/24-2/4)でも展示されているようです。
行って実物を見てみたいような気もするのですが、でも、こわい(笑)ような気もするので、今回私はパスします。
というか、展示期間が短すぎっ!というのもあるし、国立新美術館はオープンしたばかりでさぞ混んでいるであろう、というのもありますが…。

それにしても、これ、もしかすると、あと何年かしたら紅白の美川憲一サンの衣装に使われるかもしれないなーとイロイロ想像してしまいました。
磁性流体に発光するようなものを入れて、それに磁場をかけながら動きをだす…と言う仕組みを衣装に使えば

歌っている間に「動く(変化する)衣装」

になるじゃないですか!ちょっとこわいけど。(笑)

どうやって装着するかってのは、難しいかもしれませんけど。

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