日経サイエンス4月号「子育てで賢くなる母の脳」

■日経サイエンス4月号「子育てで賢くなる母の脳」
確かに、子育てをすると、ある意味「強くなる」し、耐性がついてくるような気もするけれど、この文章の「賢くなる」とか「脳」というキーワードに少し違和感を感じるのは私だけでしょうか。
なんだかこじつけにも聞こえます。
こういう「タイトルだけ」がひとり歩きして、子供を持たない人への圧力にならないといいのだけど。

「妊娠から子育て」ということで、それまでにはできなかったことを体感したり、考えもつかない行動にびっくりしたり、自分が産んだ、その子供から「論破される」などという不思議でくやしい(笑)経験をします。
その経験は親として「賢くなる」というより、「興味のツボが増えたり」「少しばかり経験豊富(場かずを踏むというか)になる」という程度に感じます。

ただ私自身の「感覚のなか」で子供を育てる前と後でおおきく変わったこと、はあります。それは小動物が「本当にかわいい!」って感じるようになったこと。

それまでは、動物が苦手というよりほとんど「興味が無かった」のですが、子育てしていくうちに、(扱いに戸惑うことはあっても)ワンちゃんや猫ちゃんのことが心からかわいいな~と思えるようになりました。
しかも、それまでは「種類の違いはわかっても顔の違いがよくわからなかった」(みんな同じに見えた。)のが、個体差(をしっかり認識できるようになった、というのに自分でも驚いています。
夫いわく
「どれよりも扱いにくくて、ワケわからない、生きもの(笑)を育てているからだよ。」
確かに、納得!(笑)

私の「感覚」の場合は、一般的なものより欠如していたものが、子育てによってやっと「ひとなみ」になった、ということだと思いますが…。不思議なものです。

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